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【連載】市報うんなん2025年1月号「日本公衆衛生学会で研究発表」

日本公衆衛生学会で研究発表


 令和6年10月30日(水)、札幌市で開催された第83回日本公衆衛生学会学術総会において、本市での健康づくりの取り組み成果に関する研究発表を行いました。この研究は、令和2年度から5年度まで島根県のモデル事業(しまね健康寿命延伸強化事業)の一環として大東町幡屋地区の皆さんとともに取り組んできた「元気で長生き!幡屋減塩プロジェクト」の効果検証の成果をまとめたものです。担当保健師を中心に、雲南保健所、東京大学、島根大学、当研究所からなる共同研究チームを構成することで、このプロジェクトの効果を学術的かつ専門的な観点から分析して評価をしました。


研究成果に基づく健康づくり活動


 主な結果として、地域ぐるみの減塩の普及啓発で明らかな減塩効果が認められ、特に60代女性で効果的だったことが分かりました。このように地域レベルで減塩に成功した研究事例は限られており、ポスター発表(写真)時には多くの参加者から「なぜこのような効果が得られたのか」といった質問が飛び交いました。

 今回の研究から、減塩のための食環境づくりの推進は、地域住民の減塩に有効である可能性を示すことができました。こうした成果を踏まえ、現在、関係部局と連携しながら、全市的な減塩促進の取り組みにも着手しています。

 引き続き研究所では、確かな研究成果に基づく健康づくりの推進に力を入れていきます。



参加者(中央)からの質問に答えている様子

(右:筆頭発表者の市保健師、左:研究所員)

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