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【連載】市報うんなん2022年6月号「新規採用のごあいさつ」

 はじめまして! 4月から研究所うんなんで研究員として勤務しています宮下拓麻(みやしたたくま)と申します。出身は神奈川県の横浜市です。やっと雲南市での生活に慣れ始め

たところですので、おすすめのスポットや美味しいものなど教えていただけたらと思います。

 私は、東京有明医療大学で柔道整復師(急性期のけがに対して施術を行う国家資格)の資格を取得後、大学院に進学して現在まで呼吸と健康に関する研究を行ってきました。なぜ柔道整復師が呼吸の研究をしてきたのかと疑問に思われるかもしれません。人間は不安や恐怖を感じることで呼吸が速く浅くなることが知られています。けがをした際に感じる不安や恐怖を和らげることは施術上とても大切なことですが、けがをした方の実際の心の内はなかなか分かりません。そこで呼吸を観察して心の状態を推察することが施術にも役立つと考えてきました。また、呼吸が浅くなると息苦しさを感じ、それによってさらに不安が助長されま

す。であれば、呼吸の乱れを自ら努めて整えることで、不安を和らげられるかもしれまん。このような考えから、けがをした方だけでなく、日常的に不安を感じている方のケアにも、柔道整復師の立場でこれまで私が取り組んできた研究が役立てられると考えています。

 研究所うんなんでは、これまでの経験や知識を生かし、スポーツ障がいの予防や心身のストレス対処などに関わる実践と研究に取り組み、市民の皆さんの健康づくりに貢献できるよう尽力していきます。

 何卒よろしくお願いいたします。



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